備忘録として初回点検前、1000kmちょい時点でのインプレッションを書いていきます。
インプレッションの前提として、今まで乗って来たバイクを紹介すると
・NINJA250 (2018) 2018/5~2020/8 約30000km
・NINJA650 (2017):2020/10~2023/7 約27000km
・GSX-R125 (2021?):2023/7~現在 3200km
他にもちょこちょこ乗っているが、ちゃんと購入して長期で乗ったのは上の3台なので、これらとの比較になります。
コイツ青ばっか乗ってんな……
もくじ
デザイン
まずは見た目
う〜〜〜ん100点!
ボクはめちゃくちゃ好きです。
ブルーとシルバーの配色具合がセクシー……エロい!ホイールまで青にしちゃってまあ……ちょっと攻めすぎなんじゃないの?
まあこんなのは個人の好みなので実際乗ってみてどうかに行くわよ!
エンジン
GSX-R1000(K5)譲りのエンジンで最高150PSを発揮する。
ドライブモードセレクターにより、元気なAモード、ゆるふわCモード、バランスのBモードが選べる。
納車直後に「ゆるふわCモードなら大丈夫やろ!」とバイク屋を出て左に向かおうとしたら
パワーありすぎていきなりケツが滑った
トラクションコントロール君が無かったら納車即入院になるところだったゾ……
で、慣らし運転なのでCモード5000回転縛りで1000キロ走って見ての感想ですが
いや5000より上いる?
慣らし運転といいつつ、下道どころか高速ですら1つも困ることが無かった
何せ6速4000回転で既に80~90は優に出ており、4500くらいで既に100に到達する。
5000まで回してみたところ【ここから先は有料会員限定になります】くらい出る。
高速の追い越しも何も困らない。慣らし運転とは一体……
明日の点検が終われば5000より上が開放されるが、250の時に感じた「やっと走れる!」感は……ないです……
これでも低速に振ってマイルドになっているらしい上にまだCモードである。BはともかくAはどこで使うんだ……
足回り
コイツの最も注目すべきポイントであると言っても良いと思う。
電子制御サスペンションと6軸IMUが搭載されており、路面状況や姿勢、荷重に合わせて柔軟に勝手にサスペンションを設定してくれる。
詳しい事が知りたい人はググって欲しい。
セールスポイントなだけあってこれの効果は凄まじい。
最初はビビり倒していたのでなかなか体感できなかったが、ちょっとしたワインディングに入るとすぐに分かった。
姿勢が全くブレない
普通はライダー君がトンチンカンな姿勢でブレーキをかけたり、雑なブレーキ入力をしたりすればへにゃへにゃと姿勢が安定せず上手くコーナーを曲がれない。
ところがコイツは、バイク側が制御してくれるので多少操作が雑でも、ちゃんと曲がる方向に目線を向けて力を抜いてやれば勝手に曲がっていってしまう。
ちょっと乗ってすぐに「これは乗り手がバカになるな……」と思った。そのぐらいすごい。
何せコーナーエントリーでブレーキ前に姿勢を作らなくても、オーバースピードにならない事と目線だけ意識すればなんとかなってしまうのだ。
通勤でR125君に乗ったら案の定ブレーキングで姿勢作るの忘れて「うおお!」となりました。
もうバカになってる……
操作性
まあだいたい上で書いちゃったんですけど、操作性はそんな感じで全然悪くないです。エンジンもどこからでもパワーをデリバリーしてくれるのでアクセルを捻ればなんとかなる。
あとはクイックシフターがデカい。
元々は「クイックシフターいる?」派閥の人間だったんですが、手のひらをクルッと返しました。
メーカーサイトとかでも、クイックシフターを見ると大概は「操作の疲労を軽減」とか書いてあるんで、「クラッチ触らなくていいから楽なのか〜」となる。自分もそうだった。
が、今のところクイックシフターの真価はそこにはないと考えている。
ダウン側のクイックシフターのオートブリッパーがめちゃくちゃ便利なのだ。
今までのシフトダウンが、
「ブーン!ブーン!ブーン!ブーーン!」
だったとしたら、これが
「ブンブンブンブーン!」くらいに短縮される。
はえ〜レースでクイックシフターが採用されるのってそういう事ね……と思い知った。
人間が操作より圧倒的に早いので、焦る必要なく適切なエンジンブレーキをかけることができる。
と、ここまで散々褒めてきたが、もちろんホイールベースが長いので、それに伴う小旋回の苦手さ等はある。まあそれでも、普通に乗ってる分には全く問題を感じない……
のだが、デカさと重さが取り回しと待ち乗りでは牙を剥く
決して足つきが良いとは言えないので、
極低速や押し引きでの操作性はなかなかキツい
シート高830mmで230kg超、サスペンションの分だけ重心も高く、ヒヤリとする場面も何度かあった。
自分は身長170で中肉中背の犯罪者テンプレート体型なんですけど、両足だとバレリーナ、交差点ではケツをずらしてなんとかという感じ。
既にクセがついておりR125君でもケツをずらしてしまった……
まあこの辺は大型ならば仕方ない部分ではあるが、以前乗っていた大型のNINJA650君は感想重量で200を切ってくる軽さだったので、未だに若干ビビっている。
快適性
ここに関してはまずは真っ先にハンドガードを挙げたい。いやまあオートクルーズとか電サスとか色々高級装備もあるんですけど……
この小さなハンドガードですら高速域だとめちゃくちゃ効果がある。グリップに直接風が当たらないので、グリップヒーターの効果も高い。オプションつけるならグリップヒーターはおすすめしたい。
次はやはり電サス。
サスペンションの減衰特性も、ハードミディアムソフトの3段階から選べるので、目を三角にして走るならハード、高速ではソフト……と使い分ける事ができる。
このソフトが長距離だと地味に効くのを感じている。ギャップを拾うとボヨンボヨンするが、ボヨンボヨンするおかげで腰へのショックが来ないのだ。1日に300も400も走るツーリングだと後半戦にこの差が地味〜に効いてくるのだ。
150kmくらいなら無休憩で余裕
デカいシールドのおかげでウインドプロテクションも十分。肩から下に風が当たることはほぼない。高速を使えば1日800くらいは行けそうな気がしてくる。
経済性
カス!
以上インプレッションでした。
最後に
めちゃくちゃいいバイクなので皆さんにもおすすめです。
何?値段?
…………200万です……
軽自動車でいいだあ?
660ccじゃ鹿畜生にも煽られますよ!
はい!終わり!解散!
【おわり】